不登校・引きこもりからの大学進学塾

不登校・引きこもり雑感

 コロナの状況も分かり、その後の社会も安定的低空飛行となった今、改めて不登校・引きこもり業界の状況を見てみると、益々二極化が鮮明になった気がします。要は「自立群」と「依存群」の話です。

 自立群については、実際問題として自立が難しくなりました。CARPEに来るような一部高等教育層等の上位群は相変わらず別ですが、高等教育抜き(中・高卒)で就職を狙っている人々は、正直かなり厳しいと思います。アルバイトレベルの採用も激減していますし、秋口から増加する失業者の煽りも受けます。特に、対面式の比較的参入しやすい業種が軒並み全滅しているため、そもそも最初のステップが取りにくい。気持ちはあっても、それに社会が追いつかないのは、残念なことです。

 ただ、情報関連分野は、リモート化の影響を受けて比較的好調なようで、個人的な近接事例でも、多少なりとも経験のある人達に対する需要は多く、捌ききれない程度には仕事が増えています。無教育徒手空拳での就業は難しいですが、知識がある人には逆に良いタイミングかも知れません。

 また、就職が難しい場合には、教育こそが最良の選択。教育は金の掛からない娯楽で、時間が余っているときには非常にオイシイ。引きこもっていれば時間も豊富に取れますから、アフターコロナの状況に合わせた学習に向かうのは悪くないと思いますね。しばらくは我慢のときと思って、嵐が過ぎるのを待つことにしましょう。

 しかし、「依存群」はどうするのでしょうね? 親に無心し、親がダメになったら国に無心し、国がダメになったら・・・・・・? 世界全体で国が傾きつつあるこの状況で、まだ「国は金出せ」だの「自分達を助けろ」だの「社会が変われ」だの、依存依存でいるつもりなら、これは完全に社会の敵ではないでしょうか? しかも、それを助長してきた支援者はどうするつもりなのか?

 強者になろうとする弱者は応援しましょう。いつか皆の助けになりますから。一方、弱者のままでいようとする弱者は、絶対に許さないようにしましょう。これからも、皆の足を引っ張る邪魔者ですから。

 社会が傾くと、邪魔者への風当たりは厳しくなります。依存が割に合わない社会が、コロナで再構築されることに期待しましょうか。

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