不登校・引きこもりからの大学進学塾

アフターコロナの引きこもり支援とトリアージ

「コロナで引きこもりが増えて大変」

のような話を聞きますが、正直コロナ由来の引きこもりは大した問題ではないと思います。

 アフターコロナの引きこもり「コロナ由来群」は、元々仕事をしていた人々で、失業問題がその主な原因なのですから、経済が上向けば必然的に消滅するでしょう。或いは、業種の転換によっても解決する可能性が高いです。そもそもが経済問題なので、経済的に解決するのが現実的。

 また、支援に関する資金投入額に対して、リターンも大きく効果も出やすいので、今後の引きこもり支援計画を立てるなら、まずこの群を最優先にすべきでしょうね。死別や精神疾患もあるとは思いますが、小さいところまで原因を深堀りすればキリないですから、大枠から攻めるのが先決かと。

 尚、既存の引きこもり支援は、支援者や家族会の無策もあって、経済問題についてはほぼ触れておらず、福祉全振りみたいな状況なので、この「コロナ由来群」に対する効果はほぼ無いと見ています。コロナを見越せとは言いませんが、こうも早々に先見性の無さが見えてくると、引きこもりメディアの癒着っぷりも弊害の方が目に見えて大きいですね……。まあ、元来長期高齢引きこもりとその家族への利益誘導が目的なので、仕方ないと思いますが。

 個人的には、多額の費用を投入しても、何の変化も無いまま最終的に生活保護に至るだけの長期高齢引きこもりではなく、少額の費用でも十分な成果が見込め、自立意識も高いコロナ由来の引きこもり群を積極的に支援すべきだと考えます。確か、引きこもりへの支援予算が500億程あったはずですから、コロナ由来群への全振り投入をお薦めしたいですね。

 もっとも、そんなことしようとすれば、家族会その他の既得権益層がキレるでしょうから、実現はほぼ不可能。何もしないお荷物に、真面目に生きる人達が苦しむ様を見るのは、流石に何とかしたいものです。

引きこもり報道は何故歪むのか?

 偏向報道、という言葉があるけれど、引きこもりジャーナリズムも結構、と言うか、酷く偏向している。

 偏向と言うと、昨今話題の暴力的な「引き出し屋」とかが浮かぶかも知れない。が、そんなのは大した話ではない。第一、過剰な身体拘束を伴うような暴行は即刻問題になるし、すぐ周囲に知れ渡る。問題ではあるけど所詮小ネタで、最終的には、訴訟だ何だで沈静化する。見た目が派手なだけの小悪。

 自分の言いたい偏向とは、長期高齢引きこもりの側に立ち、彼等の主張を一方的に垂れ流す、「御用ジャーナリスト達」

 引きこもり御用ジャーナリストの大体は、親の会や当事者会に関与して、その関係者から情報を受け取り、引きこもりの親や当事者にとって都合の良い情報を社会に伝播させる。引きこもり業界は、その当事者が文字通り引きこもっていて、実態を知るための情報収集が難しいことから、この種の団体にジャーナリストがアクセスかけるのは別におかしな話ではない。寧ろ、普通の判断。

 この「当事者目線」の情報展開は、一見すると可哀想な8050の社会的弱者を救済する「正義の味方」にも映るし、本人達もそれを自認している節がある。しかし、これはそんな甘っちょろい話ではない。個人的には、この引きこもり御用ジャーナリズムこそ、現在の引きこもり業界の大悪だと思ってる。

 何より大きな問題が、「嘘」。

 御用ジャーナリストは、家族会や当事者会から、ジャーナリストが最も欲するもの、即ち「情報」を受け取っている。さっきも書いた通り、引きこもりの情報収集は実態把握が難しいので、必然的にそうなる。で、引きこもり家族会なり当事者会なり、関連する大局的データベースに接近し、そこから生活の糧となる記事を書く。

 ただ、ジャーナリストにとって情報源は命にも等しいもので、その喪失は致命的。親の会や当事者会にそっぽを向かれたら、そもそも仕事にならないから、勢い家族会や当事者会に不都合なことは書かなくなる。逆に、内部に深く入れば入るほど仕事にも都合が良くなるので、その親密性向上に躍起になる。ただこれだけで、引きこもり御用ジャーナリストの一丁上がり、となる。

 一丁上がった御用ジャーナリストは、引きこもりとその親に金(無論、税金から成る、国や自治体からの補助金)が回るように、引きこもり像をでっち上げる。

 引きこもりを擁護するジャーナリストの記事を片っ端から読んでみると分かるけど、引きこもり業界(主に長期高齢引きこもり家庭)に不都合な話はまず出てこない。ほぼ確実に、

1:引きこもりは可哀そうな社会的弱者
2:引きこもりは心優しい
3:社会は引きこもりに寄り添うべき
4:そのための費用を、国や自治体は率先して出すべき
5:引きこもりに仕事をさせようとしてはならない
6:引きこもりの反社会的行為はほぼない or 一般人より極めて低い
7:引きこもりの失敗は大目に見るべき
8:引きこもりの暴発は、周囲が追い詰めたから
9:引きこもりの家庭内暴力は極めて少ない。
10:引きこもりは、社会に対しては暴力を振るわない。

などの姿勢を基盤として、記事は構築されている。引きこもりを否定的に描くことは、十中八九ないと言ってよい。

 しかし、実際に家族に引きこもりを持つ親兄弟の意見を聞けば、こんな話はすぐに嘘だと分かる。大半の引きこもりは、別段特別どうしようもない弱者ではない。弱点解消の努力をサボった者や、何となく親に甘えていたら社会復帰の機会を無くしただけの者がその大半で、ジャーナリストが語る「像」とは異なっている。

 引きこもりジャーナリズムが「嘘」を続けるのは自然なことだ。そもそもの目的が、「長期高齢引きこもりとその家族への利益誘導」で、無理なく税金投入を引き出すための世論コントロールが彼らの最大の狙いなのだから。

 かくして、「自立したくない長期高齢引きこもり」「引きこもりの子に税金投入を求める親」「左記二者からの要望に従って動く引きこもりジャーナリスト」の三者による鉄のトライアングルが生まれる。

 尚、間接手段ながら、「何故引きこもりを否定しないのか?」という問うたところ、このような回答があった。

「引きこもりは既に散々叩かれてきているから、これ以上叩くのは避けたい」

 上手いと思いましたね。賢い判断。「有象無象の存在から叩かれている以上、守ることこそ先決である」という姿勢。まさに、「正義の味方」に相応しい。

 が、これを理由として実情を偽り、虚像を伝播させ、その負担を社会全体に押し付ける姿勢はいかがなものか? 表層的な弱者救済の背後には、「自立する気など更々ない引きこもり」が大勢いる実態を忘れてはならない。

 引きこもりジャーナリストは、実態が真逆であることを分かっていて、あえて嘘でも何でも構わないから、「支持を得やすい引きこもり像」を作り出し、税金投入を画策している。無論、人権屋が絡むのも必然。

 15年前でも結構おかしかったけど、今はもうどうにもならない。この業界は自浄作用が全くなく、上記のような「金を引き出すのに都合の良い引きこもりのあるべき像」みたいなドグマが先行し、現実の状況からどんどん遠ざかっている。引きこもり御用ジャーナリストの描く引きこもり像と、実際の引きこもり像は全く別物で、実際に見た人程、その差異に違和感を感じるはず。

 この歪みは、最終的に全て税金で補填することになる。 御用ジャーナリストが作話で税金を引き出し、自立拒否の引きこもりにエサを与え続け、それを一般国民が負担し続ける未来しかない。

 自分はもうこの点については半分諦めているが、いつか実態が暴露され、国全体で火がついたときのために、内情を知る者として、今のうちから「戦犯」を名指ししておこうと思う。

2021年度夏期休業期間のお知らせ

 平素より格別のご高配を賜り、まことにありがとうございます。

 改めて、2021年度夏期休業期間についてお知らせ致します。

休業期間:2021年8月11日(水)~8月18日(水)

 尚、自習室・並びに宿泊設備は、休業期間を通じ、全て平常通り開室しております。また、大学受験理系基礎・大学受験理系応用の補講は、別途授業にて連絡致します。

 ご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。

ワイン雑感5

 お酒好きな人なら、誰しも「思い出のワイン」ってあると思うのですが、自分の場合、それは「ドメーヌ・ビヨー・シモン」の「シャブリ」。

 別段、取り立てて高級なものでも何でもないものの、生まれて初めて、自分の稼いだお金で買ったワインで、右も左も分からない状態から、店員さん(確か、西武だったかな?)に言われるがまま、生ハム・チーズと一緒にお買い上げ。

 が、20になるかならないかの青年が飲むには早かったのか、ボトルを空けるのに、随分難渋した記憶があります。兎に角「ピリッ!」と引っぱたくような、強烈な辛さが印象に残っていましたね。

 それからしばらくして、親族の付き合いで、小洒落た小さなホテルに泊まったときのこと。料理の質も良く、ワインへの期待も高まってきたところ、偶々リストにシャブリが。記憶が定かではありませんが、確かプルミエ・クリュだった気がします。

 ただ、どうにもこのワインが面白くなく、シャブリにしては腑抜けていて、料理の質とのバランスが微妙。他の親族も等しく、

「うん……まあ、普通だね」

と煮え切らない様子で、早々に赤ワインへシフト。料理にこだわるレストランにしては、若干気になるセレクションでした。

 そのときのモヤモヤが続き、その後しばらくしてから、ビヨー・シモンを購入して、飲みなおしてみることに。自分としては、かつての引っぱたくような辛さを期待してのことで、一段階上のプルミエ・クリュ ヴォーロランをチョイス。

 が……何故かこっちも「普通」。厳密には、先のワインより白ぶどうの香りも立ち、すっきりとした爽快感を感じる好ましいワインだったものの、かつて感じたような強烈なパンチ力はなく、良くも悪しくも「お行儀の良さ」が表面に出ていて、どうにも肩透かしを食らった気分。良いワインではあるものの、求めていたものと何か違う。

 まあ、単純な刺激を求めてシャブリを飲んでいる訳ではないので、これはこれで良いのですが、若い頃のあの打撃が口に残っている身としては、やや残念な気持ちになりました。

 若く飲み慣れていない自分が感じた、ただの思い込みなのか、或いは、ビヨー・シモンの姿勢が変わったのか、はたまた、偶々外れ年に当たっただけなのか、事情は今も分からず仕舞いなのですが、もう一度、あの「ピリッ!」と引っぱたくような、強烈な辛さを経験してみたいものです。該当するシャブリをご存じの方は、是非ご一報頂けると。

追記

 件のヴォーロランですが、あろうことか、抜栓した後飲み切ったと勘違いして、室内に放置していました。低温とは言え、その期間約二週間。「流石にダメだろう」と考えたものの、飲まないのも生産者への失礼を重ねることになると思い、恐る恐る飲んでみると……これがまた「普通」。抜栓したときと変わらぬ品質で香りも立ち、爽快感も残っています。冷やして飲んでいたら、もっと良かったかも知れません。

 奇天烈な環境に置かれても、依然として容姿を維持し続けるタフネスさに、改めて別方向から引っぱたかれたような気分になりました。

2023年度中途参加受付のご案内

 CARPE・FIDEM LLCでは、現在2023年度講座の中途受付を行っております。授業形態は、基本的に2022年度と同様、リモート授業と対面授業をご希望に応じてお選び頂けます。具体的な授業の詳細は、以下をご確認下さい。

講座名受付状況授業費用リモート
中学範囲速習
(個別対応形式)
残少 5,800円/時
大学受験理系基礎31,500円/月~
大学受験理系応用35,000円/月~
医学短期集中残1298,000円/月~可(定員制)
共通テスト国語35,000円/月~
共通テスト倫政
(個別対応形式)
5,800円/時
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