不登校・引きこもりからの大学進学塾

Med.Aの医学部報告レポートその2 医学部受験の注意点 (大学生活編)

CARPE・FIDEMを卒業し、実際に医学部へ進学した「Med.A」君による「Med.Aの医学部報告レポート」の2回目を公開します。医学部進学を検討している当事者の方は参考になさって下さい。

1:恋愛について

当たり前だけど、地方の場合若い女性の人口が少ないので、都心部にいるよりも出会いが減る。また、医学部にいると、授業で居場所を大学にロックされて動けないことが多く、必然的に相手は同じ医学科か看護学科の人となる。まぁ、受験生のころは「医学部に入ればモテるようになる!」と幻想を抱くが、そもそも一日に出会う人の数も決まっているし、周りも全員医学科なので、医学部にいる恩恵は薄れる。世の中そこまで甘くない。

2:部活について

とにかく時間とお金が飛ぶ。「試験勉強で休みたいです・・・・・・」とか言いたくても、「普段から勉強やっとけよ」と言われて涙している同級生多数。文科系とか緩い部活なら休めるかもだが、大会やコンサートがあると、自分だけ休むわけには・・・・・・。

とにかく時間も拘束されるし、お金も必要となるためバイトするようになる。結果、日曜日以外はスケジュールが埋まり、残った日曜日も他校との遠征試合、練習試合で消し飛ぶことが間々ある。

事前に事情が分かれば良いのだが、新入生歓迎会では各部活が新入生を確保しようと必死で、自分の部活のネガキャンをするわけもなく、入ってから涙を見ることが実際は多い。ともかく、よっぽどやりたいわけでもなければ、ブラックな部活は避けるが吉。

ただ、部活に入っていると同じ部活の人と友達になれるので、学生生活が楽しくなると思う。というか、ボッチ回避したいなら部活に入るのも一つの選択肢だと思う。横のつながりは医学部六年間いると自然とできてくる。部活を経由して縦のつながりを得るのは案外重要。

3:勉強について

「過去問」「資料」「授業で配られる授業プリント(通称レジュメ)」以上!

・・・・・・なのだが、過去問や資料を過信すると所詮は先輩がまとめたものなので、間違いだらけであったり、必要な知識や分野が漏れていたりする。自分で教科書も併用することを忘れずにいよう。

さて、医学部の一年次はさほど忙しくもない。(筆者は忙しいように感じたし、追試にもたびたびお世話になったが!)しかし、二年次からは基礎医学が入ってきて、勉強も実習も忙しくなること請負である! 良かったね!!

医学部の勉強では暗記主体の勉強で、時間を掛ければまぁ大丈夫なのだが、何もせずにいるとあっさり落ちてしまう。基本は試験期間、前期と後期に二回あるのがデフォで、皆その期間が来ると、いつもの平和っぷりはどこかに行って本気で受かりに行く。そこで「強烈な努力」というものを目にすることになるし、同級生が「強烈な努力」を普通にしてくる。自分も医学部に入れたそれなりに優秀な人間のはずなのに、自分を越えた人間がいくらでもいるため、結局はアイデンティティを粉々にされる。

そして、進学校経験者特有の「勉強してないよ」合戦。勉強してないはずなどないので、そんな同級生のたわごとは聞き流してコツコツやろう。医学部では普段から勉強するのが当たり前で、そのウェートは大きい。現実的には、部活・恋愛・バイト3項目のうち2つが限度だと個人的には思う。

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