不登校・引きこもりからの大学進学塾

不登校・引きこもり ~その後の年収~

不登校や引きこもりの状態から、その後どのような人生を送るのか? 個々人の人生は多様ですので、一概にその善し悪しを数値的に計ることは出来ませんが、幸い、経済的な要素は数値でも計測可能です。そこで、CARPE・FIDEMの卒業生に加え、関連する協力者の方々により集められた情報から、

A:脱ヒキ群(高等教育有) 元不登校・引きこもりで、大学進学をきっかけに引きこもりを止めた群

B:脱ヒキ群(高等教育無) 元不登校・引きこもりで、大学以外をきっかけに引きこもりを止めた群

C:引きこもり群 現状で引きこもりから抜けていない群

の3通りに分類し、年齢と年収の相関性を散布図にしました。まだ集計途中で全て把握出来た訳ではありませんが、大筋の傾向が見えましたので、Ver1.00という形で公開します。(追加があり次第、更新する予定です。)

 

 

尚、このグラフには以下の注意点があります。

1:推定では、A群は少数派であり、B群は総数不明、C群は圧倒的多数派であると推察されるものの、各母数が比例配分されていないため、全体平均と中央値に歪みがあること。(そのため、全体平均・中央値は出力していません。)

2:A群は主に首都圏からサンプリングされている一方、B群とC群は国内全体でサンプリングされていること。

3:A群には、特殊な経歴により所得を大きく押し上げている者が数名おり、また所得の高い医師や外資系企業勤務者も含まれていることから、平均値は押し上げられていること。

4:A群の20代には、所得の少ない大学生・院生が一定数存在し、平均値を押し下げていること。

5:A群の20代には、将来的な所得水準の高い医学部・医学科生が一定数入っていること。

6:A群には、医療系専門職や優良企業勤務の者が相当数いるため、30代での所得上昇値が全体的に高めであること。

7:A群には、40歳以上の実例が少ないため、存在しても統計に出ていない要素があり得ること。

8:B群は、何らかの引きこもり支援現場在籍から、大凡3年以内の者が中心であり、それ以上の追跡は難しいこと。

9:B群には、引きこもりから脱しても就業をしていない、或いは、ボランティア等により所得の無い者も一定数いること。

10:C群は、親等の親族関係者からの聞き取りによるものが過半数であること。

11:C群には、所謂「親からのお小遣い」は入っていないこと。

 

■A群に関する考察■

脱不登校・脱引きこもり後の進路先としては、比較的高度な教育水準にあるケース(所謂Fラン大学を除外した一定以上のレベルの大卒)をまとめたものです。上位の難関大学卒業者も珍しくないため、社会全体の相場と比しても水準がやや高めになっています。これは、不登校や引きこもりがあったにしても、通常ルートに回帰することで、一般的な経済水準かそれ以上のパフォーマンスが可能であることを示しています。

一方、A群の最大の問題点は、50歳以上の統計がほぼ無い点にあります。実際は不登校・引きこもり経験者だったにしても、普通の社会人として生活していると統計に入れる機会がありません。そのため、全体的に若年層を基準とした統計に過ぎないことを把握しなくてはなりません。

また、現状での線形予測はプラスになっていますが、年功序列賃金制が崩れつつある現状を考えると、傾向がそのまま推移することはなく、緩やかな下降線を描くものと考えるのが妥当でしょう。この辺は、社会一般の事情と何ら変わりありません。

特筆すべき点としては、30代で2,000万円を超える高所得層が少数ながらおり、1,000万円越えも少なからず存在している点です。これは、

○医師

○会社役員

○外資系金融機関従業員

の三者が原因と推察されます。いずれも、社会全体の平均から大きく乖離する存在ですが、20代での選択が適切であった場合、不登校や引きこもり経験者であっても、経済的にはかなりの余裕を持つことが出来る点が伺えます。年功序列が事実上解体され、若年層程有利にはたらく情勢を追い風にした結果とも言えるでしょう。

また、上記以外にも、それに準ずる層まで含めると経済的に余裕のある群は比較的多く、優良企業従業員を中心として、長期の好景気を反映した形になっています。

 

■B群に関する考察■

脱不登校・脱引きこもり後の進路先としては、教育水準が中~低(所謂Fラン大学・短大・専門・高卒・中卒)群をまとめたものです。部分的に高い水準を示すこともありますが、全体としては低調気味で、概して昇給らしい傾向が見られず、寧ろ、中・高年齢程所得水準が下がる傾向にあります。これは、B群の勤務先がアルバイトや契約社員、派遣社員等、高年齢層に厳しく、所得と雇用に「頭打ち」が存在するためと推察され、この場合の上記の平均年収は200~250万円前後です。不登校や引きこもりという経歴がなければ、もう一段階高い所得水準にあると推察されますが、社会参画の経験不足と遅延が相対的に下降圧力を加えている可能性があります。

また、一定数の年収0~100万円という「親の扶養から脱出出来ない群」が存在し、彼等の所属は、

1:アルバイト従業員

2:ボランティアスタッフ

3:NPO法人従業員

が中心となっています。

2と3には、引きこもりから抜けた後、一般的な就職が困難だったことが原因で、支援側の斡旋でスタッフをしているケースが3割前後見られます。ただ、支援組織の財務基盤が脆弱なため、活動場所を転々とする人の姿も確認されています。

尚、少数ながら500万円以上のケースもありますが、これは「高齢化した親の事業を受け継いだ」「親族の関連する企業に縁故採用された」のようなケース、或いは、情報系の学部や専門学校を卒業し、採用面で恵まれていたため就職が容易で、その後も安定的に推移した等のレアケースが該当するようです。

若年期こそ就業先は確保されていますが、全体的に安定性に乏しく、高齢化するにつれて所得水準が下がる傾向にあるのが、この群の特徴です。年齢が40歳を超えると、500万円を超過するケースは今のところ無く、線形予測も緩やかなマイナスになっています。

引きこもりを脱したB群ですが、年金を含めた社会保険が脆弱な点を鑑みても、加齢と共に困窮する人々が一定数で発生する可能性は高いものと推察しています。また、引きこもりを脱しながら、事実上の所得が0に留まる群が、全体の平均を押し下げている点も考慮に入れる必要があるでしょう。

 

■C群に関する考察■

依然として、引きこもりが改善されていない群をまとめたものです。B群に対しては約6分の1前後、A群に対しては実に20分の1以下の年収しかなく、経済的にはどん詰り状態と言えます。一部に500万円前後のケースも見受けられますが、これは保有株式の売却に伴うキャピタルゲインであり、一時的な数値と言えます。(配当によるものが、年間30万円程。)

C群の大半は基本的に無収入で、親からの「お小遣い」を趣味や買い物に充てたりすることで日々暮らしています。用途は様々ですが、30代を中心として、最近はスマホ関連のゲーム費に充当するパターンが多いようです。

年収0が最頻値かつ中央値ですが、50万円以下の小規模な収入があるケースもあります。親からの「お小遣い」を除外した収入の収入源としては、多い事例順に、

1:株式・FXによる金融商品の取引(-1,000万円~500万円/年)

※マイナスは信用取引による値。

2:オークション等による家財品の売却(1万~30万円/年)

3:一般商品の転売(-100万円~100万円/年)

※マイナスは、不良在庫によるもの。

4:アフィリエイト・YouTube等のインターネット関連収入(ほぼ0万円/年)

5:親族・知人からの雑務(1万円~10万円前後/年)

6:イラスト作成等によるアート関連収入(10万円~100万円/年)

7:ライター・翻訳業務収入(10万円~150万円/年)

となります。

1:ギャンブル性が強く変動幅の大きい「金融商品の取引」が最も多く、しかも半数近くが親拠出の資金であることから見ても、依然として「親の金で一攫千金」を考える引きこもりは少なくないようです。ただ、その実態はかなりお粗末で、十分な収入と言える事例はほぼ存在せず、定期的な暴落で撤退するケースが多いようです。尚、信用取引が原因で親子関係が破綻する事例は残っており、お薦め出来ない方針であることは以前と変わりません。

2:「家財品の売却」は、家庭の内部にあるものを安価に売却するもので、対象は引きこもり当事者個人の所有物というよりは、寧ろ親族関係者の誰かの物であることが多いようです。無断売却の事例も聞きますが、「自分の足を食うタコ」のような行為の上、継続性に乏しいため、お薦めはしにくいです。

3:配達が増えることも一つありますが、自室に得体の知れない大量在庫が積み上げられており、それが廊下まではみ出てきて、家族が「転売」に気付くことが多いようです。在庫処理が出来ず、家族への無心が続く面から見ても、収支が良いケースは稀です。

4:特に語る必要はなく、引きこもりの「アフィリエイト」「YouTube」による成功例はほぼ存在しないようです。ただ、YouTuber的活動による収益性はまだ未知の部分が多く、十分に統計に反映されているとは言えません。後の状況によっては好転する可能性があります。

5:比較的軽度な引きこもりor社交性のある引きこもりの場合、市場を経由しない軽作業的「雑務」で多少の所得を得ることがあります。あくまで「お手伝い」の延長のようですが、社会復帰の初期段階として見れば、好意的手段とも言えます。

6・7:「引きこもりが絵を描く」「引きこもりが文章を書く」と言うよりは、元々アートの感性に長けている人や、文章力に長けた人が、たまたま引きこもり生活に堕してしまった結果として、日々の糧を得るために選んだ手段が「アート関連収入」「ライター・翻訳業務収入」です。全体の中では最も現実的かつ社会性を持つ手段ですが、元々が引きこもりと関係無いケースもあるため、引きこもり当事者の収益事例として適切と言えるかどうかは微妙なところです。

 

初回での集計は以上となりますが、まとまった時間が取れ次第データを更新致します。偏りがある点は認めた上で、参考までにご利用下さい。

“不登校・引きこもり ~その後の年収~” への19件のフィードバック

  1. Riceball Head より:

    これは面白いですね!しかし年収3000万円とはぶっ飛んでますなー、
    1000万越えの方々もポンポンいらっしゃってなんかもー凄過ぎる。
    500以下のところよく見たいんですが、ぶっ飛んでる方々のせいでグラフよく見えないですね(笑)

    • CARPE・FIDEM より:

      >Riceball Headさん
       
       お久しぶりです。お返事遅れて申し訳ありません。
       
      >これは面白いですね!しかし年収3000万円とはぶっ飛んでますなー、
      >1000万越えの方々もポンポンいらっしゃってなんかもー凄過ぎる。
       
       確かに、平均ラインから見ればその通りなのですが、実情としては案外そうでもないようです。少し前に出た東京都港区の平均年収が1,000万円を超えたそうですが、実際に東京都内の年収はここ10年程上り調子で、個人としての1,000万円ラインは中の上、世帯年収で言えば、1,000以上の世帯は寧ろ普通位の勢いになりつつあります。インバウンド等の影響もあると思いますが、日本本体が海外との接点を増やした結果、外国のマネーが安定的に流れ込んだ結果とも見ることが出来ます。その影響を受けやすい大都市圏の所得水準が上昇気流に乗ったのでしょう。
       
       そしてその傾向は、引きこもりや不登校等の経歴云々とは無関係に機能します。調べたところ、当該散布図中の年収1,000万円台は一部上場企業の従業員と医師が中核で、それ以上は会社役員と外資系従業員が中核となっています。現状では勤務医のケースが主流ですが、開業等により所得が変化すると、より上位の方に医師が混じる可能性が高いでしょう。
       
       経歴についてはバラバラですが、経済的事情は不登校・引きこもりと一般ルートとの違いは特に感じられません。パラメタとしては、学歴の方がより優勢に機能しているようです。変な話ですが、通常進学で平均的大学に進学した子より、不登校で高校全てを放棄して東大や早慶、医学部へ進学した子の方が、推定生涯年収が遙かに高かったりします。この事情はすでに十年以上前から発生しており、今も現在進行形で進んでいます。
       
      >500以下のところよく見たいんですが、ぶっ飛んでる方々のせいでグラフよく見えないですね(笑)
       
       確かに、潰れたり重なったりで分かりにくいです。時間が取れたら修正したものを追記しますので、少々お待ち下さい。

  2. 匿名 より:

    ヒキじゃなかろうと現実見据えて努力出来る人間なんてのは超少数派ですからね
    ヒキだろうと超常の努力出来る人は上にいけるってことですね

    • CARPE・FIDEM より:

      >匿名さん
       
       はじめまして。CARPE・FIDEM代表の大村と申します。コメントありがとうございます。
       
      >ヒキじゃなかろうと現実見据えて努力出来る人間なんてのは超少数派ですからね
       
       実はそれなりにいるにはいるんですけど、社会に入ってしまうともう引きこもりではないので、目立たないのです。引きこもり続けているのだけが悪目立ちするのが良くない。
       
      >ヒキだろうと超常の努力出来る人は上にいけるってことですね
       
       仰る通りです。と言うか、もう十年以上前からとっくに分かっていたことなのですが、否定したがる「駄目ヒキ」が多くて、邪魔されていただけなんですよ。
       
       今大切なのは有能であることで、引きこもりだの不登校だのはどうでもよろしい。無能になるな、というだけのことでしょう。

  3. 匿名 より:

    データに関しては母数や例外の問題もあるが面白いデータですね。
    C群が50代以降でもそれなりにデータが充実してる事実が恐ろしいかな。

  4. 名無し より:

    データに関しては母数や例外の問題もあるが面白いデータです。
    C群が50代以降でもそれなりにデータが充実してる事実が恐ろしいかな。

    • CARPE・FIDEM より:

      >名無しさん
       
       はじめまして。CARPE・FIDEM代表の大村と申します。コメントありがとうございます。
       
      >データに関しては母数や例外の問題もあるが面白いデータですね。
       
       極力偏りは排したいところですが、どうしても歪みは出ますね。悩ましいところです。まだ参入出来ていないデータもありますので、それを入れると正確性は増すと思います。
       
      >C群が50代以降でもそれなりにデータが充実してる事実が恐ろしいかな。
       
       実は60以上とかもあるんですが、C群は個人としての年収は0万円ばかりなんです。一部が押し上げているので平均も20となっていますが、実際はもっと低いです。中央値0最頻値0は、今後も変わらないと思います。
       

  5. 匿名 より:

    リストの中には無いですが、僕の場合は、引きこもりながら独学で勉強して
    WEB製作や、プログラミングスキルを習得してのソフト開発や、
    その他、いろいろな事をやって月に50万ぐらい稼いでいました。
    職種でいうと、最近増えてきている、フリーランスですね。
    一月に家に10万以上お金を入れていました。
    引きこもりの中には、稀ですが僕のような人もいます。

    外に出るようになって、仕事をする際には、勉強して習得したスキルが生きて、
    IT関連の会社に正社員として雇用されました。
    スマートフォンのアプリ開発や、アプリの使い方を指導をし、講師も勤めました。

    外に出るようになって、外に出てきている色々な自称引きこもり当事者や、
    引きこもりの子供を持つ親御さんたちから、沢山話を聞きましたが、
    僕と同じケースはなかった為、かなりの例外だとは思います。

    でも、引きこもりながら成功している人は、意外と沢山居るような気はします。

    今年ブログをなんとなく初めて2ヶ月ほど続けましたが、
    手応えはかなりあったので、ブログで収入を得るというのもありだとは思います。

    1つ言えるのは、なんでもそうで、上の人も書かれていますが、
    続けることだったり、向上心などがないと何も成功はしないと思います。
    それで、現状の僕の知る引きこもり当事者に多い傾向として、
    親や、周囲のせいにして、自分自身に目を向けず、怠惰的な生活をしている人が多い傾向が強い。
    なので、親や、社会にも責任があるのだとは思いますが、本人の問題も大きいように感じています。
    凝り固まった考え方や、価値観、性格の歪みは、そう簡単には変わりません。
    性格や気質の問題が一番大きいような気がします。

    • CARPE・FIDEM より:

      >匿名さん
       
       はじめまして。CARPE・FIDEM代表の大村と申します。コメントありがとうございます。
       
      >リストの中には無いですが、僕の場合は、引きこもりながら独学で勉強して
      >WEB製作や、プログラミングスキルを習得してのソフト開発や、
      >その他、いろいろな事をやって月に50万ぐらい稼いでいました。
      >職種でいうと、最近増えてきている、フリーランスですね。
      >一月に家に10万以上お金を入れていました。
      >引きこもりの中には、稀ですが僕のような人もいます。
       
       典型的な優秀な方ですね。私も、匿名さんと同様のルート(独学で情報関連の技術を養成)を取っている方を数名存じております。最年少の子は中学生で、合法違法は知りませんが、そのときから仕事を受注しており、中卒のまま10代でどこかのメーカーだったかに引っ張られて行きました。有能な人間の今は、大体そんなものです。
       
       推察では、
       
      >外に出るようになって、仕事をする際には、勉強して習得したスキルが生きて、
      >IT関連の会社に正社員として雇用されました。
      >スマートフォンのアプリ開発や、アプリの使い方を指導をし、講師も勤めました。
       
      の辺りは、ほとんど匿名さんと同じ経歴だと思います。
       
      >外に出るようになって、外に出てきている色々な自称引きこもり当事者や、
      >引きこもりの子供を持つ親御さんたちから、沢山話を聞きましたが、
      >僕と同じケースはなかった為、かなりの例外だとは思います。
       
       だと思います。概して、このルートを取る人は、IQ的な意味で「頭が良い」。
       
      >でも、引きこもりながら成功している人は、意外と沢山居るような気はします。
       
       同意見です。もっとも、引きこもり続けて、というのは少数ですが。引きこもりながら仕事をしていても、一定以上の程度になると、どうしても折衝が必要になるため、強制的に外に出なくてはならない。それ以上に、出た方が利幅が大きい。よって出る。
       
       必然性を伴っている分、リアリティがある話です。
       
      >今年ブログをなんとなく初めて2ヶ月ほど続けましたが、
      >手応えはかなりあったので、ブログで収入を得るというのもありだとは思います。
       
       それは、匿名さんに経験に裏打ちされたものがあるからだと思います。書けるネタがつまらなければ、結局は潰れます。ブログが収入を産んでいるのではなく、匿名さんの経験が収入を産んでいるのでしょう。結局は、その人の能力に比例するのだと思います。
       
      >1つ言えるのは、なんでもそうで、上の人も書かれていますが、
      >続けることだったり、向上心などがないと何も成功はしないと思います。
       
       全面的に仰る通りだと思います。
       
      >それで、現状の僕の知る引きこもり当事者に多い傾向として、
      >親や、周囲のせいにして、自分自身に目を向けず、怠惰的な生活をしている人が多い傾向が強い。
      >なので、親や、社会にも責任があるのだとは思いますが、本人の問題も大きいように感じています。
       
       反駁の余地がありません。
       
      >凝り固まった考え方や、価値観、性格の歪みは、そう簡単には変わりません。
      >性格や気質の問題が一番大きいような気がします。
       
       批判覚悟で言えば、長期引きこもりの大多数は、ただの無能力者です。無能だから出られない。有能ならばいくらでも出られる。ならば、有能にならなくてはならない。しかし、そのための努力はしない。
       
       有能な匿名さんのような方が早々に引きこもりをやめる一方で、圧倒的多数の無能力引きこもりは、相変わらず家でとぐろを巻き、文句ばかり言っている。親もそれを諫めないし、支援者側も面倒なので修正しない。
       
       個人的には、匿名さんのような方が表に出て、ご自身の経歴を後進に伝えて頂けると助かります。「引きこもり」=「無能」のレッテルを剥がすには、有能な人物の存在が不可欠です。ネタ程度で構いませんので、今後もどこかでご協力頂ければ幸いです。
       

  6. ブロガー(志望) より:

    お邪魔します。
     かつて「どうして人を殺してはいけないのか」という問いがなされた事がありました。人は「当たり前だと思っている」事に疑義を呈されると、案外答えられないものです。長期の長期の引き籠りを許してしまった親の中には、「どうして働かなければいけないのか」の疑義に対して答えあぐねてしまった人もいるのではないかと思われます。尤もこれらの問いは「殺人の是非」や「働く事の意味」以前の、「『そんなものは理由にならない』と一蹴さえすれば決して負ける事の無い、言わば後出しじゃんけん」の問いですが。一般的には「ならお前は、自分や家族が何時殺されるか分からない状況の中で暮らせるのか」「ならお前は、働けるのに働かない他者のために働けるのか」でしょうけど、それは「大抵の人間は、属する社会の中では”等価”である」という前提です。かつて女子高生売春があり、売春した女子高生の家庭は貧困ではなく、売春教育を受けたわけでも売春を当然とする環境で育ったわけではありませんが、彼女等が異口同音に述べたのは「自分も楽しいし、相手も楽しい。その上お金が入る。他の誰にも迷惑をかけていない。それの何が悪いのか。」だったそうです。「当事者(と当人が思う人間)同士さえ良ければ、他の人間や社会など関係無い」という事でしょうが、「話し合うべし」「合意は順守すべし」も”社会の”ルールであり、それを外した「直接的な人間関係”のみ”」は往々にして「力関係」になります。現に「モデル女性へのAV強要」もありましたし、強要した側は「あくまで”合意”」「女性にもメリット」とか言う(公然とは言わないにしても、そう思っている)のではないかと。引き籠りの話に戻れば、引き籠りも「社会の中で」といったものを無視し、「親子や家庭といった直接的な人間関係において、『当事者(と当人が思う人間)同士さえ良ければ、他の人間や社会など関係無い』にしている。」のではないかと思ったりもします。尤も大抵の人間は「社会の中で、その庇護を受けないと生きられない」ものですが。

     長々と記事と直接関係の無い事を書いて申し訳なかったですが、記事を見る限りでは「引き籠る事は、少なくとも生涯年収という点ではまずプラスにならない。」という事ではないかと思われます。無論「やむを得ない状況」はあり得るでしょうし、「その後」次第では「全て」は無理でも幾らかは取り戻せ、復帰が早ければその割合は大きくなるものと思われます。「引き籠り脱出が往々にして上手く行かない」のは、前に自分が述べた「動機や原因への固執」と共に、「あたかも最初から引き籠らなかったかのようにする事への固執」もあるのではないかと思ったりもします。

     それから「学校では教えない本当の社会福祉 シーサーブログ版」でも引き籠りについて「無業者」(ブレイクしないまま続けている芸人等を含む)として取り上げています。ここの管理人は福祉介護の現場に長くいる者として、忌憚無く福祉介護に対して語っています。その中で「無業者を慢性的人手不足の介護現場で使う」事について書いていますが、確か「自分の親の介護について、行政の担当者と話し合う事すらできないのが慢性的引き籠り」といった事を書かれておられましたし、「認知症では物盗られ妄想は”定番”だが、盗ってもいないのに『盗った』と罵られても言い返せない」「先の様な状況が続くと、”頭”では分かっていてもどうしても『こん畜生』といった”感情”が沸き、そんな自分に対して自己嫌悪を抱く」というのは「並の能力でもキツい」のではないかと思ったりもします。

     最後に引き籠り支援の中には「時には力づくで引き籠りを引きずり出す」活動を行っているところもあるようですが、自分はこれに対し「『親が手をあげる』のと『子がまだ社会復帰可能である』との間に”差”は無いのか」「引きずり出した後、結局社会の中で生きているだけの能力が身に付かなかったら、親に”投げ返す”のか、それともその団体が抱え込むのか」と思いました。

    • CARPE・FIDEM より:

      >ブロガー(志望)さん
       
       お待たせして申し訳ありません。大村です。
       
       相変わらず、今回のテーマも面白いですね。
       
       先に端的に言うなら、この件は、
       
      過剰な「社会権」意識
      誤った「脱社会」意識
       
      に集約されると思います。ただ、これ話しているとキリ無いので、またどこかで。
       
      >かつて「どうして人を殺してはいけないのか」という問いがなされた事がありました。
       
       懐かしい問ですね(笑)。これは私も10代の頃にテーマにして、父親を辟易させた記憶があります。面倒なガキでしたなあ。
       
      >長期の長期の引き籠りを許してしまった親の中には、「どうして働かなければいけないのか」の疑義に対して答えあぐねてしまった人もいるのではないかと思われます。
       
       これ不思議なのですが、何故長年人間社会で生きている「親」がこの問に答えられないのでしょうか? 知恵が無いのか、答える気力が無いのか、はたまたその両方なのか? ただ、親の事実上の無回答の結果として、
       
      >尤もこれらの問いは「殺人の是非」や「働く事の意味」以前の、「『そんなものは理由にならない』と一蹴さえすれば決して負ける事の無い、言わば後出しじゃんけん」の問いですが。
       
      のように子供が反応するのは、仕方ないにしても少々残念なことだと思います。理屈もへったくれもない、ただの駄々っ子でしょう。少なくとも、子供は子供で自分の意見は言えと。
       
      >一般的には「ならお前は、自分や家族が何時殺されるか分からない状況の中で暮らせるのか」「ならお前は、働けるのに働かない他者のために働けるのか」でしょうけど、
       
       確かに、一般論的にはそうでしょうね。
       
      >それは「大抵の人間は、属する社会の中では”等価”である」という前提です。
       
       この“等価”は少々面白いテーマです。出来れば、この“等価”について、いつかもう少し詳しくお伺いしたい。
       
      >かつて女子高生売春があり、売春した女子高生の家庭は貧困ではなく、売春教育を受けたわけでも売春を当然とする環境で育ったわけではありませんが、彼女等が異口同音に述べたのは「自分も楽しいし、相手も楽しい。その上お金が入る。他の誰にも迷惑をかけていない。それの何が悪いのか。」だったそうです。
       
        私個人としては、
       
      「身体髪膚これを父母に受く あえて毀傷せざるは孝の始めなり」
       
      という考えが大変好きなので、自分とその周辺に対しては上記思想で接していますが、無関係な第三者についてはどうでも良い、というのが本音です。従って、その売春の子達も別に好きにすれば良いのだと思いますよ、自分の体なんですし。(まあ、本当は部分的に違う考えも持っていますが、それはまたどこかで。)
       
       物事の善悪は社会や時代によって変化するもので、結局は相対的なものに過ぎません。「売春は悪いこと」という話も、実際はどうでも良いことで、そこにあるのは「心配」ただそれだけと思います。
       
       ドストエフスキーも、路傍で朽ち果てる売春婦のことを書いていましたが、身を持ち崩した人間の最期なんて大体皆知っているわけで、売春の先が悲劇であること位、常識的な人間なら誰でも分かっている。実際、
       
      >「当事者(と当人が思う人間)同士さえ良ければ、他の人間や社会など関係無い」という事でしょうが、「話し合うべし」「合意は順守すべし」も”社会の”ルールであり、それを外した「直接的な人間関係”のみ”」は往々にして「力関係」になります。現に「モデル女性へのAV強要」もありましたし、強要した側は「あくまで”合意”」「女性にもメリット」とか言う(公然とは言わないにしても、そう思っている)のではないかと。
       
      の部分は本当にその通りで、結局パワーバランスだけで全てが決まる「アニマル」な低俗世界に転落するわけです。
       
       だから、親しい存在である身内や子供に対しては、
       
      「自分の体をぞんざいに扱うのは良くないことだ」
       
      と言い聞かせるわけでしょう? そこで表層的に見えるのは善悪判断ですが、実際は親側の「心配」の発露が伺える。善悪の水面下には、必ず誰かの「優しさ」があるんですよ。それを、表層の善悪だけ見てアレコレ言うからおかしなことになる。善悪なんて、最初から存在しないのにね。
       
       と言うわけで、先の女子高生の売春というのは、本人達にその「心配」と「優しさ」を読み取る知恵がないだけだと思いますね。或いは、本当は誰も心配してないor優しくもない、可哀想な環境にいる子だった、なんてオチの可能性もありますが。まあ、親の目の届かない貧困層の方が転落しやすいので、現実世界では後者の方が多いのかも知れんですな。
       
      >引き籠りの話に戻れば、引き籠りも「社会の中で」といったものを無視し、「親子や家庭といった直接的な人間関係において、『当事者(と当人が思う人間)同士さえ良ければ、他の人間や社会など関係無い』にしている。」のではないかと思ったりもします。尤も大抵の人間は「社会の中で、その庇護を受けないと生きられない」ものですが。
       
       仰る通りだと思います。まあ、本人達が良いなら、それで良いのでは? そのかわり、社会に責任を負わせるな、というだけで。
       
      >記事を見る限りでは「引き籠る事は、少なくとも生涯年収という点ではまずプラスにならない。」という事ではないかと思われます。
       
       左様です。
       
      >無論「やむを得ない状況」はあり得るでしょうし、「その後」次第では「全て」は無理でも幾らかは取り戻せ、復帰が早ければその割合は大きくなるものと思われます。
       
       仰る通りです。
       
      >「引き籠り脱出が往々にして上手く行かない」のは、前に自分が述べた「動機や原因への固執」と共に、「あたかも最初から引き籠らなかったかのようにする事への固執」もあるのではないかと思ったりもします。
       
       そのようです。
       
      >その中で「無業者を慢性的人手不足の介護現場で使う」事について書いていますが、確か「自分の親の介護について、行政の担当者と話し合う事すらできないのが慢性的引き籠り」といった事を書かれておられましたし、
       
       私も、行政の方から同じ話を聞いています。「引きこもりを介護に」とか、一部除いてそもそも無理ですよ。介護分野は低く見られがちですが、良い仕事をするなら、求められる要素は多いと思います。「引きこもりは介護でもやってろ」的な意見は、私はおかしいと思います。
       
      >「認知症では物盗られ妄想は”定番”だが、盗ってもいないのに『盗った』と罵られても言い返せない」「先の様な状況が続くと、”頭”では分かっていてもどうしても『こん畜生』といった”感情”が沸き、そんな自分に対して自己嫌悪を抱く」というのは「並の能力でもキツい」のではないかと思ったりもします。
        
       気持ちの良いものではないでしょうね・・・・・・。
       
      >最後に引き籠り支援の中には「時には力づくで引き籠りを引きずり出す」活動を行っているところもあるようですが、自分はこれに対し「『親が手をあげる』のと『子がまだ社会復帰可能である』との間に”差”は無いのか」
       
       この問は、もう少々説明をお願いしたいです。「二者」間の単位(次元)が同一でないので、「差」が読み取れないもので。
       
      >「引きずり出した後、結局社会の中で生きているだけの能力が身に付かなかったら、親に”投げ返す”のか、それともその団体が抱え込むのか」と思いました。
       
       社会に放り出すでしょう。コストだけかかって、何の役にも立たない人間を、誰がどうやって養うというのか。人間は、生きてるだけで金がかかるんです。
       
       今もありますが、少し前に「退職代行」の話題があったじゃないですか? 会社辞めたいけど、辞めると言うと説得されたり脅されたりするので、代わりに「辞めます」って言ってくれるサービスです。あれの引きこもり版ですよ。
       
       本当は親が「出ろ!」って言わないといけないのに、言う度胸が無いのか覚悟が無いのか、そもそもその発想すら無いのか、理由は知らないですが、代わりに「出ろ!」って言ってくれる。便利な時代になったものですなあ。

  7. Riceball Head より:

    ちょっと気になったので匿名さん宛てですが空気読まずにコメントさせてもらいます。

    >外に出るようになって、外に出てきている色々な自称引きこもり当事者や、
    >引きこもりの子供を持つ親御さんたちから、沢山話を聞きましたが、
    >僕と同じケースはなかった為、かなりの例外だとは思います。

    >だと思います。概して、このルートを取る人は、IQ的な意味で「頭が良い」。

    うーん、うらやましいですね。頭の良い人になりたかった、せめて普通の平均的IQがほしかったですよ。IQが低くて頭が悪い僕みたいなのはどうしたらいいんですかね。
    ギリ知的障害ならないレベルなんですけど、やっぱ色々キツイっす。

    >批判覚悟で言えば、長期引きこもりの大多数は、ただの無能力者です。無能だから出られない。有能ならばいくらでも出られる。ならば、有能にならなくてはならない。しかし、そのための努力はしない。

    努力しないのは論外ですけど、僕みたいに頭悪いのは勉強してもあまり成果出ませんし、コスパ悪いですよ。有能になりたかったんですがダメでした。処理能力が低くて何をするにも時間がかかってしまうんですよねー、この文章書くのもかなり時間かかってます。
    時間さえかければ一応できるので、普通に生活はできるんですけど、仕事となるとダメですね。
    対応スピードが遅すぎて仕事ができず、使い物にならないって退職促されるパターンにはまってます、詰んでます。
    どうしたらいいんですかね。

    • CARPE・FIDEM より:

      >Riceball Headさん
       
       遅くなりましてすみません。大村です。
       
      >時間さえかければ一応できるので、普通に生活はできるんですけど、仕事となるとダメですね。
      対応スピードが遅すぎて仕事ができず、使い物にならないって退職促されるパターンにはまってます、詰んでます。
      どうしたらいいんですかね。
       
       一つお伺いしたいのですが、どのような仕事をこれまでにしてきていますか? 世の中には、必ずしもIQ依存でない分野もありますので、上手い仕事を選ぶのも要点です。具体例が分かれば、お話もしやすいですし、差し障りのないレベルで回答頂ければ。
       

      • Riceball Head より:

         返信ありがとうございます。大村代表。

        > 一つお伺いしたいのですが、どのような仕事をこれまでにしてきていますか? 世の中には、必ずしもIQ依存でない分野もありますので、上手い仕事を選ぶのも要点です。具体例が分かれば、お話もしやすいですし、差し障りのないレベルで回答頂ければ。

         仕事といってもアルバイトですけれども、三つほど経験しました。
        一つ目は看護助手のアルバイトです。入院患者さんの名前覚えるのも遅く、仕事が出来なさすぎて退職なりました。仕事の手順とか、患者さんごとに違う処置対応を覚えられなかったり、同時に複数の事を行うマルチタスクが出来なかったですね。
        一つ一つの仕事に時間がかかりすぎていたというのも大きいです。

         二つ目は飲食関係です。キッチンとホールやりましたが、キッチンは料理を作る手順を覚えられなかったですね、忙しくてろくに教えてもらえないうちにやらされて、手順すっ飛ばしたり色々失敗してホールへ回されました。
        ホールでは注文とる時、注文書に手書きするんですが。字がきたないし書くの遅いしでお客さんは待たせるし、注文聞き間違えてたり、書き間違えてたり抜け落ちてたりして、何回も注文確認してお客さん怒らせちゃったり。違うテーブルに商品持って行っちゃったり、お冷出し忘れたりで。
        もう明日から来なくていいって店長に言われちゃいました。

         三つ目は食品工場ですね。単純作業を延々と繰り返すだけなので仕事自体は楽でしたが、同じ動作繰り返すので関節を痛めてしまいまして。ずっと同じ作業で意識が朦朧として、長く続けると精神がおかしくなりそうだったので、これは自分から退職を申し出ました。

        単純にIQが低いのと記憶力が低いのが問題ですかね。OJT現任訓練との相性が悪いみたいです。サッと覚えてサッと行動できない、同じ時期に入った学生バイトさんはサクサク業務こなしていて能力差を痛感しました。
        頭悪い無能はどんな仕事したらいいんでしょう。。。

  8. 匿名 より:

    生得的知能が一定未満の者にはますます厳しい社会になっていると思います carpefidemに集うような知的エリートの皆さんには、自分達ほど知的に恵まれていない者が惨めさを味あわずに生きてゆける社会を構想していただきたいです。

    • CARPE・FIDEM より:

      >匿名さん
       
       はじめまして。CARPE・FIDEM代表の大村です。コメントありがとうございます。
       
      >生得的知能が一定未満の者にはますます厳しい社会になっていると思います carpefidemに集うような知的エリートの皆さんには、自分達ほど知的に恵まれていない者が惨めさを味あわずに生きてゆける社会を構想していただきたいです。
       
       知的エリートという点は実際と異なりますが、仰りたいことは分かります。ベンサムやJ.S.ミルにある、功利主義的「最大多数の最大幸福」は、私の望むところでもあります。
       
       ただ、若干疑問なのが、
       
      >生得的知能が一定未満の者にはますます厳しい社会になっていると思います
       
      の部分です。正直なところ、そこまで厳しいですかね? 寧ろ、昔と比較すれば学歴社会の弊害は減っていますし、日本全体は相変わらずの解放社会です。各人が「得手に帆を上げ」のスタンスで生きるには大変都合も良く、「狩り場」の多い社会です。個人的には、年々チャンスが増えているようにしか見えないのですが。
       
       知能は確かに重要ですが、現代の良いところは、「得意分野に貴賤が少ない」点にあると思います。本当に何にも出来ない完全無能力者は、そうそういません。得手探しに奔走する方が幾分建設的かと思いますが、いかがでしょうか?

  9. ブロガー(志望) より:

    再びお邪魔します。
    学校では教えない本当の社会福祉 シーサーブログ版
    第166回「刑務所=国内最大の障害者施設(上)」
    に、本来福祉の保護を受けるべき軽度の知的障碍者が保護を受けられず、その結果として刑務所に行く破目になっていると書かれていました。引き籠りの中にも軽度の知的障碍者やその境界にいる人及び発達障碍者はいるでしょうが、引き籠りの全てが障碍者ではないでしょうから、それらを区別しないと障碍者と障碍者でない人の両方にとって、良くない結果にしかならないのではないかと思います。CARPE・FIDEM LLCでは本当の障碍者は扱わないと書かれていたように記憶しています。勉強等を教える専門ではあっても障碍の専門ではないからでしょうか。
     戸塚ヨットスクールの失敗も「本当の障碍とそうでないものが、素人である校長らには見分けられなかったから」と、また別のところで読んだ記憶があります。

  10. ブロガー(志望) より:

    CARPE・FIDEM 大村様、お返事ありがとうございます。
     引き籠りについて色々考えてとりとめも無い事を書いてしまいました。まだ十分まとまっているとは言えませんが、今書ける事だけを書きます。
     「等価」ですが、「もし自分が相手の立場だったら」といった「置き換え可能」ぐらいの意味で考えています。適切なたとえかどうかは分かりませんが、東名煽り運転事故の被告は犠牲者夫婦の娘に向かって「幸せになりたいから許してくれ」と言うばかりか、自分の弁護士の「聞く側はどう思うか」と聞かれて「腹立つでしょうね」と平然と答えたと聞いています。つまりこの被告には「自分と犠牲者夫婦の娘を”等価”とは思っていない」のではないかと思います。
     後「『親が手をあげる』のと『子がまだ社会復帰可能である』との間に”差”は無いのか」の「差」ですが、本人がまだ社会復帰するための能力が身に付けられる間には何もせず、本人の高齢化等で能力向上が見込めなくなった後に、例えば「年金生活に入ったので、パラサイトを養う余裕が無くなった」という親の都合で一方的に放り出すのはある意味「残酷」なのではないかと思ったのと、引き籠りではありませんが某有名女優の覚醒剤で複数回逮捕された息子に関して、某有名女優が「どうしたらいいかもう分からない」とか言うのを聞いて、「何を今更」「40近くでさしたる実績も無いジャンキーなどもう”詰んでいる”のではないか。」と思ったのでそう書きました。
     それから「引き籠りの強制的引きずり出しは、退職代行の引き籠り版」についてですが、お教えいただきありがとうございました。女子高生売春の「当事者同士の合意があれば何でもあり」の裏返しで、「当事者同士の合意が無いと何もできない」とでも思い込んでいるのではないかと思ったりもします。利益が一致しない事では当事者同士の合意など期待できないから法他のルールがあり、「退職に対して会社に拒否権は無く、かつ会社が一方的に解雇する事は、それ相応の理由でも無いとできない。」「親が成人以降の子供を扶養しなければならない義務は基本的には無い」のでしょうが、それでも尚「当事者同士の合意」から離れられないのではないかと。
    大村様が山本七平をどう思われているか知りませんが、『一下級将校の見た帝国陸軍』の中に、「旧陸軍では帳面上さえ合えば実態は問わない”員数主義”が蔓延っていた。例えば一雨降れば使い物にならなくなる滑走路が軍の地図では堂々たる航空基地として記されていた」とあり、その原因は「目先の摩擦の回避を至上とした事」ではないかと推測していました。「目先の摩擦の回避のみ」はゴネ得やノイジーマイノリティーの横行を許すといった面があり、旧陸軍ではノモンハン事件の辻政信やインパール作戦の牟田口廉也にやりたい放題やらせ、引き籠りでは「専ら周囲に合わせる事で目先の摩擦を回避し続けてきた親が、引き籠りの子供のゴネ得を許してしまったのではないかと。尤も「自分もまた、専ら周囲に合わせる事で目先の摩擦を回避し続けてきたのではないか」とも思ったりもしますが。
     最後にイメージが先行する結果として極論が少なくない引き籠りに関して、実態の一端を見せてくれた貴サイトに感謝します。かつてアニメ誌にあったガンダムの作者富野由悠季が「フリーターになるのは良くない事ですか?」との相談に「どうせ親の財産を食い潰すしかないのだから、そうしたら」と答えていましたが、今は「自立自活して真っ当に稼いでいる他の人間の稼ぎを食い潰すしかないからダメ」なのではないかと思うようになりました。

  11. 通りすがり より:

    「引きこもり 年収」で検索してたどり着きました。
    興味深い統計結果でした。二点、指摘させてください。

    (1)A郡の定義が「脱ヒキ群(高等教育有) 元不登校・引きこもりで、大学進学をきっかけに引きこもりを止めた群」という定義であるならば、”比較的高度な教育水準にあるケース(所謂Fラン大学を除外した一定以上のレベルの大卒)”とはしないほうがよいと思います。Fラン大学進学者が含まれる郡がなくなってしまうので。
    Fラン大学はB郡に含める、としても意味合いは同じだと思いますが。

    (2)A郡、B郡に、日本の一般的な大卒者および高卒者の平均年収を追加しておくと、引きこもり経験者とそうでない人が年収に与える影響がわかるので更に良いと思います。

    所感を述べさせていただくと、大学進学によって引きこもりを脱した人が十分な収入を得ることができるという結果は非常に興味深いものでした。貴社の目的とも合致するデータであることが気になりましたが。

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