不登校・引きこもりからの大学進学塾

不登校から医学部へ進学した卒業生のアドバイス集を掲載します。

 名前はまだ決めていませんが、(「不登校医学部生〇〇の、医学部のココが知りたい!」みたいな感じ?)ある程度数がまとまった段階で、医学部進学した卒業生からの進学アドバイス集を掲載しようと思います。評判が良い場合には、薬学部や獣医学部他、その他の学部も段階的に作成する予定です。

 コンテンツの基本方針としては、「不登校・引きこもり」と「医学部」の二つをキーワードとし、不登校経験のある現役医学部生の本音コラムという形で進める予定です。具体的には、

1:不登校から医学部へ進学する際の注意点

2:進路先大学の選び方

3:大学に入った後の実情(勉強編)

4:大学に入った後の実情(友人編)

5:大学に入った後の実情(彼氏・彼女編)

6:大学に入った後の実情(部活・サークル編)

7CARPEFIDEM医学部卒業生座談会

等で、他にも、「再受験生あるあるトラブル」や、「留年対策」、「ぼっち対策」、「結婚の話題」等、社会に出る一段階前の医学部生が抱える話題に、「不登校」というスパイスをきかせた設定となります。

 具体的な企画が確定次第告知致しますので、医学部進学希望の方は参考になさって下さい。

国の豊かさとワイン考

今回は不登校や引きこもりは全く関係ありません。悪しからず。

この考えを視野が狭いと言うかどうかは定かではありませんが、私個人としては、今の日本は非常に豊かな環境下にあると考えています。無論、世界にはそれ以上の豊かさを享受している地域もあるでしょうし、とてつもない資産を持った人々もいますが、普通の人々が平均的に得られる豊かさを鑑みれば、日本のそれは大したものだと思います。

この話になったのが、馴染みの友人達と田舎の方でバーベキューをしていたときのことで、

「スーパーの安いワインで構わないか、沢山飲むし」

と、数百円程度のワインを皆で適当に見繕って飲んでみたところ、これがなかなかどうして美味しい。

安ワインなので、産地はチリやアルゼンチン、オーストラリアを中心としたニューワールド系が主で、他には、国が傾いたせいか為替負けしたせいか、はたまたその両方なのか、最近勃興してきたスペイン産なのですが、コスパの観点からすると大変結構な味でして。現地のバイヤーが変わった人なのかマニアなのか知りませんが、グルジア産やモルダヴィア産もあり、こちらもまた乙なものでした。

知人からも、

「東欧のワインには、たまに面白いものがある」

と聞いていましたが、なるほど確かに。資本主義の論理で売れ筋ばかりに力を注いだ結果、カベルネやメルロー、シャルドネ、せいぜいあってシラー位しか目に付かなくなってしまった旧世界の様子を横目に見ていると、更新の遅かった共産圏の経済政策も、今となっては案外悪くないものなのかと思えてきますなあ(笑)。

無論、低価格帯なので、どっしりとした強い赤ワインは期待出来ません。数年前から出てきた、イタリア産の低価格帯バローロとバルバレスコで何度か痛い目を見た私としては、ここで重い赤を期待するのはどうかとも考えており、無茶な要求をするつもりも更々ないのですが、低価格でも良い品質のものが流通するようになった点は、積極的に歓迎したいところです。ネッビオーロ種が低価格では、ロマンが無いという部分もありますし。

こと富の豊かさについては、無料、或いは低価格で高品質な製品にアクセス可能かどうかが焦点になると思いますが、その観点から言えば、デフレの影響もあってか、今の日本は驚くほど豊かです。

 

以前、弟妹二人に弟の奥さん、それに細君を加えて一緒に食事をしていたとき、

「特産品を高品質低価格で得たいなら、現地に行くのが良い。特産品以外になると、地方都市は専門店が少ないので基本的に弱い。大都市圏は、地方都市にも無い産品が世界中から集まるが、価格は高い」

という話題になり、大都市住まいの妹と、海外地方都市住まいの弟夫妻、大都市・地方都市両方見ている私達夫妻とで、食文化を題材に盛り上がったものですが、「品質」と「位置」と「価格」は、相互に関数関係にある好例だと思います。

そう考えると、「位置は遠く、品質は良く、しかし価格は安い」というこの度のワインは、上記一般法則を見事に破ってくれた素晴らしい反例と言え、他の産品にも同様の変化が出てくれることを期待せざる得ないわけです。

少し視点をずらして、大昔に私の両親が、高いだけで全く旨くないポルトガルの「マテウスロゼ」に辟易した際などは、恐らくリーファーコンテナの有無が原因だったのかも知れません。流通経路の未熟さが高価格劣化製品を生み出すケースは、ローマ時代から続く一つの商業的「お約束」で、「高い割にマズいな」という評価を受ける典型例でしょう。

しかし、高度に発展した海上流通網が、今のワインの品質を可能にしているとするなら、それを日々支え続けてくれている日本企業には、受益者の一人としてエールを送りたくなるわけで。物流は、ICタグを始めとして、まだこれから大きな変革があると言われていますが、機械化で向上する流通網の生産性には、今から注目せざる得ません。

リカードの比較生産比説が、現代でもどの程度通用するのか分かりませんし、貨幣システム自体が変わりつつある今となっては、これまでの経済ルールをそのまま踏襲するのもいかがなものかと思いますが、先進工業国と、発展途上国との「熱の差」が等しくなるそのときまで、低価格高品質な物品を楽しむことにしましょう。恐らく、それ位のことは黙って許されるはずです。

センター国語がそろそろ定員満了となります。

気付いたら、という感じなのですが、そろそろセンター国語のクラスが定員満了となりそうです。ご希望の方はお早めに。

ここ最近の傾向かも知れませんが、一昔前と比べて今はセンター試験の点が取りにくくなりました。「90%取らないと頭おかしい」のような話がかつての進学校ではザラだったのに対し、今では医科歯科大医学部ですら90%切ることがあるようですから、影響は上位層にも波及しているのでしょう。

基本、医学部や東大の場合、センター国語は160点がデフォで、それを切ると出願に色々支障が出てきます。センター難化に伴い、CARPE・FIDEMでも古文を中心に国語教育の充実を図った結果、今では安定的に160が確保出来るようになり、人によっては180以上にまでスコアを伸ばすケースも毎年出てくるようになりました。中学範囲国語速習で、歴史や倫理・政経範囲まで含め総合的に学習するようにした結果かも知れませんが、指導上の成果としては、かなり良いところまで行ったような気がします。

特に国公立大医学部の場合、センター文系科目の優劣が合否に直接波及します。スコア上の問題以外でも影響は大きく、理系科目しか学んでいないと、面接の内容が薄っぺらくなる上、文章自体も間延びした感じとなり、面接官への印象面で大きな影響が出ます。「医学部入試は事実上の就職試験である」という現実を考えると、文系科目をぞんざいに扱うのはお薦め出来ません。

医学部進学だけでなく、理系の方に舵を切る人達は、相対的に頭の回転の良い人が多い訳ですから、「理系進学だから理系科目だけやる」なんてケチ臭い馬鹿な考えはやめて、バランス良く勉強しましょう。こう言うのも何ですが、文系科目を学んでると、後々変なところで役に立ちます。理系進学の人ほど、文系科目を大切に。

グリーングリーン

菊池寛の「恩讐の彼方に」を読んだのは、確か中学生のときだったと思いますが、「父帰る」はまだだったような気がします。戯曲なので、映画で見ても面白いかも知れません。

何故「父帰る」を思い出したかと言えば、東京国際フォーラムで糖尿病学会があったらしく、暇になった父との間で、

F「久しぶりに飯でも行くか? ん?」

E「Yeah. ええのう」

とのやり取りがあったためで、特に深い意味はありません。

お互い、ギリギリまで仕事がある関係上、中間地点で落ち合うことにします。

で、事務所からこっそりスネークしようとすると、

新「Eさん、打ち合わせは?」

講師の新潟君に見つかります。

E「……帰ってから?」

新「酒飲んでから打ち合わせとは、なかなかにええ根性してますね」

E「さ、酒とは無礼だな、親孝行だよ、君。君もたまには孝行したまえ。孝行したいときに親は無しだよ、んんんん?」

新「ものは言いようですね?」

動揺しつつも、新潟君の追求をサラリと回避し、一路神田駅へ。

 

土壇場で決まったため、行きつけの牡蠣のお店が予約を取れず、やむなく別の居酒屋へ行きます。

F「まずはビールな?」

E「最近は日本酒飲まないんですか?」

F「君、歳だよ、歳。ゆっくりと、だよ」

E「これは失礼。では、後ほど小さな日本酒バーへご招待。二軒目は私めの奢りでウッシウシ」

ここ最近は実家も私もアレコレと忙しかったのですが、互いに落ち着いたせいか、会話にも余裕があります。

お酒は家族の出世祝いから始まり、祖父母の健康状況や今年の墓参りの調整、そして叔父叔母・伯父伯母・従兄弟・従姉妹の近況へ。近々届くというB&Wのスピーカーの話になる頃には、マスターの実家から送られてきたというソラマメの和え物と、ピリリとパンチの効いた純米酒の影響もあって、父もすっかり出来上がっています。

E「買ってしまいましたか……」

F「買ってしまったんだよ、これが。来週届く」

E「しかし、よくおかっつぁんが許しましたね?」

F「馬鹿。母ちゃんに許される云々の問題ではない。男の決断だ。自分の意志で買うんだよ。少しずつお金を貯めて、自分の意志で買うんだよ」

E「男を強調する辺り、泣かせますな。では、次回お伺いした際に、一度拝聴を」

F「他二人にも聞かせてやろう。あれはな、ジャズがいいんだ、ジャズが」

オーディオを趣味にしてる奇人変人親子の夜は、まこと穏やかにふけるのでありました。

 

それにしても、振り返ってみて改めて実感しますが、何とも平和な日々になったものです。東日本大震災のときなど、当時は大学病院所属故に動くことも出来ず、一度電話が繋がったときも、

「自分はここを動けないから、親は死んだものと思って生きろ。もう、お前に伝えることは全て伝えた。後は自分で何とかしろ。じゃあな」

と、実にあっさり伝えただけの古風な父でしたが、あのときは、こんな平和な日々が来るとは思っていませんでしたね。いやはや何ともかんとも、有り難いことでございます。

F「お前も家庭を持って分かったと思うが、皆何かしらの悲しみを抱えて生きてる。お金を稼ぐのも大変。誰かを支えるのも大変。生きるだけでも大変。大変の中に、また悲しみが生まれる。だが、釈迦の四苦八苦ではないが、生きている以上、悲しみは背負わないといけない。誰かに背負わせてもいかんし、背負い過ぎてもいけない。しかし、全員に悲しみがあることは忘れてはいけない。それが分かれば、一人前だ。慈しみとは、そういう気持ちから生まれると思う」

 

小椋佳「愛燦々」のような話を最後に、神田駅で別れました。歳を取ると親は小さくなると言いますが、なかなかどうして変わらない。変わらない原因は親にあるのか、私にあるのか、はたまた……。

どうやら、我々は良い親子のようでございますなあ、父上殿。

CARPE・FIDEM室内管弦楽団発足……か?

理由は知りませんが、CARPE・FIDEMでは、毎年何かしら一つは新しい文化的要素が発生します。昨年度は「太平洋での大魚釣り」でしたが、今年は管弦楽のようです。と言うのも、バイオリン経験者が2名いるから。

で、それに触発された音楽経験者の方々が、

「ピアノ欲しい! 電子ピアノで良いので」

「いやいや、ここはエレクトーンでしょ?」

「ドラムまだ~?」

のように仰るものですから、話合いの結果、早速電子ピアノの導入が確定致しました。来週には届きます。

折角、多目的ルームがありますので、楽しめる要素は増やさないといけませんね。私も、暇を見つけてバイオリンにチャレンジしたいところです。

因みに、

「でも、ピアノだと管弦楽じゃなくないすか? チェンバロならまだしも」

という意見もありましたので、ピアノが安定軌道に乗ったら、入門用のチェロでも買いましょうかね。私の弟がヴィオラを弾きますので、バイオリン×2、ヴィオラ×1、チェロ1、ピアノ×1で色々と楽しめるかも知れません。

因みに、山梨の合宿所には、音楽を楽しむ大人の空間を作るために、LUXMANの真空管アンプとTANNOYのCanterbury15を備えたオーディオルームを設置していて、音響好きの参加者にはなかなかに好評なのですが、これらが本気を出すときがようやく来たようです。管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲の普及活動にも、勤しまなくてはなりません。

大変結構なことになってきました! 今から楽しみです!

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