不登校・引きこもりからの大学進学塾

中学範囲英語速習の進行について

講座の紹介にも掲載しておりますが、CARPE・FIDEMの中学範囲速習は、基本的に上位進学校と同等か、それ以上のレベルと速度で進みます。従って、「中学範囲」と銘打ってはいますが、一般的な公立中学の学習とは難易度・速度の両面で一桁上です。

英語に関して言えば、中学一年~高校一年までの範囲を10ヶ月で学びますので、本来の学習進度が4年(48ヶ月)、長期休暇を除外した場合で約3年(36ヶ月)なのを加味しても、進行速度は大体3.5倍になります。

このような事情により、

「そんなに速くて大丈夫でしょうか?」

という声が毎年来るのですが、実際はほとんど問題になりません。(余程の勉強嫌いなら話は別ですが。)

確かに、13歳の平均的理解力の子にこれを要求するのは酷です。確認した限りですが、開成や麻布、学芸大附属等、最上位の有名中学所属の子達なら、13歳でも特に問題無いようで、既に塾等を利用し、同等の速度で学習している子も珍しくありません。不登校・引きこもりとは関係無しに、再上位層の学習速度はこれ位が普通ですので、特に前例の無い話ではないのでしょう。しかし、ワンランク・ツーランク下がると進行に支障が出て来る点を鑑みるに、13歳の段階での現実的対象は一部と言えます。

一方、CARPE・FIDEM在籍者は基本的に不登校や引きこもりを経由している関係上、高校生以上の年齢(16歳以上)の子が主流です。年齢が加算された分だけ論理的思考にも余裕があるため負担も少なく、寧ろ速度的には妥当で無理なく学習が出来ます。(楽勝というわけにはいきませんが。)仮に15歳以下でも、元々中学受験を経験している、或いは、高校受験で上位校に通る学力があるような場合には、上記同様問題になりません。終了後の目標到達点は、所謂「日東駒専」で、平均的学習をコンスタントに続けていれば、学習開始から10ヶ月程度で普通に同レベルは通ります。

勿論、最初はbe動詞から始まりますし、ほぼ全ての参加者がゼロベースからスタートするのですが、中学一年の範囲で中学二年の範囲を見据えた知識養成を行う上、中学二年の範囲でも高校一年の英語に繋がるような授業展開がメインです。つまり、全般的に先手先手を打って、その後もスムーズに繋がるようになっています。無論、所持している知識を基準に話を進めており、極端な跳躍はありません。

この辺の事情は特に特殊な話でも何でもなく、文科省の指定と無関係であることが幸いしてか、学校教育のベースから外れることが可能なため、様々なところで無理と無駄を省くことが出来、結果的に効率的な学習が可能となっただけの話です。しかし、学習の遅延した不登校・引きこもりの子、特に上位の大学を目指さないといけない子の場合には、これはこれで都合が良いのかも知れません。

で、この話をしたのには理由があります。

今年度は各クラスで参加者数が多く、締め切り近い講座も出ているのですが、中学範囲速習の英語クラスでは既に英語全般に関わる包括的な説明を終え、中学二年の範囲に入っています。このタイミングで途中参加する場合、今からでも間に合うには間に合うものの、授業に追いつかせるための補講が増えるケースが多く、それに比例して費用も増える傾向にあります。

以上のような事情により、現状で参加時期を調整中の方は、6月中旬、遅くとも6月中の参加に間に合うよう注意を喚起しています。7月以降は基礎学習を終えていて速度も加速するため、補講費用が倍近くなることも多く、費用的な無駄が増えます。費用削減のためにも、以上の点をご留意下さい。

翌年度以降の受験を見据え、今後は段階的に会話も取り入れなくてはならないため、学習のボリュームは増加しつつあります。無理の無い学習のためにも、参加希望の方は一歩早めの参加をお薦めします。

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