不登校・引きこもりからの大学進学塾

夏の修学旅行(?)が終わりました。

例年、CARPE・FIDEMでは、希望者を集めて年に二回ほど泊まりがけで旅行に行きます。(因みに、通常の参加なら基本的な費用は全て無料です。)今年度は一回目が千葉へ二泊三日、二回目が長崎で三泊四日でした。参加者は全部で15名。丁度車二台に収まる範囲で、ほっと一安心です。

初日は夜到着ですが、初回から一室に集まって部屋飲み会を開催し、希望者が勝手に肝試しに行きます。二日目は軍艦島のツアーに参加して、市内観光巡りの後、更に夜は部屋飲み会。最終日はハウステンボスを一日かけて回り、夜は野球盤に人生ゲームと部屋飲み会。何か飲み会ばかり実施していますが、これはこれで大変好評でございました。新規参加の子達は、まだまだ顔なじみが少ないため、これをきっかけにして更に親睦を深めてくれたらと思います。

人「さっきの質問ですけど、逆に少年さんはどうなんですか?」

少「ふふ……ボカァね、何のかんの言っても結婚はすべきだと思うんですよ」

E「おい、どうした急に? 変なものでも食ったか?」

少「子供も持つべきだと思うんですよ」

ウィ「何か急に語り始めたぞ(笑)」

ベ「よ~しお前ら。訓練通りにやれ」

澪「少年君凄い! まだ18歳なのに! …… あ、おつまみ取って」

少「だってそうじゃないですか? 今は良いけど、年とって生活安定しても家族いなかったら、やること何もないじゃないですか? ダメなんですよ、結婚しないと!」

野「まあ、少カス君は大学でも速攻で彼女出来そうですしね」

ス「年下の子に負けた気がします~。あ、生ハムあります?」

ダ「あ、私にはワインを。そっちの……そう、それそれ」

映「良いですね良いですね~」

少「寂しい人生にならないように、事前に準備をしないとダメなんですよ!」

デ「自分はまず彼女からだな~」

富「デリカ君はまだ17だからいいじゃん! これからじゃん!」

ベ「よ~しお前ら。訓練通りにやれ」

合「意味分かんねえよ、少し黙ってろ(笑)」

一般的な学校に所属していても、修学旅行はあると思いますが、それのちょっと大人バージョンと言えるでしょうか。最終日は、貫徹で飲んでいた子達もいましたっけか? 上記の例は間抜けですが、話の内容も中々に高度で、理知的(?)な参加者が集まっていることを嬉しく思った次第です。今後も、恒例行事として続けたいところです。

CARPE・FIDEMの基本方針は、学習面では当然のことながら、物事を深く洞察しつつ、その年齢毎の課題を自分なりに解決出来るような自立性の養成です。

「不登校だから……」

「引きこもりなので……」

等という、さもしい言い訳をしなくても済むよう、個々人が自分の能力を高め、課題に積極的に挑み、一般的な進学ルートを取った子達よりも頭一個抜きん出た存在になることを目標にしていますが、これからの不登校・引きこもり支援は、それ位が普通になるかも知れません。特殊ルートであるが故に、特殊さを上手く活かした速い成長が望めますからね。

1人で出来ることには限りがありますが、周囲の子達から優れた発想を取り入れ、自分の血肉として受け入れることが出来れば、これは大変素晴らしいことです。泊まりがけで何日間も一緒にいると、普段出来ないような話もゆっくり出来ます。相互理解のきっかけとしては、今回も大成功と言えるでしょう。

これからはセンター試験に向けて準備が始まり忙しくなりますが、次回はどこに行きましょうかね? 思案のしどころです。

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