不登校・引きこもりからの大学進学塾

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長期高齢引きこもりの現場模様

偽らざるところ、長期高齢引きこもりの多くが、大なり小なり以下のような家庭にいるのですが、個人的には、この種の実態をきちんと出してくれる媒体が増えるよう期待しています。

「あの子は私がいないとダメだから――」 52歳ひきこもりを支える81歳の母
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180108-00535228-shincho-soci
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01080557/?all=1

長期高齢引きこもりの周辺は、大体の場合で「嘘」がとぐろを巻いています。いかに自分達が間違っていないか、社会や自分以外の家族に問題があるかを熱弁したがる人達は珍しくないのですが、そんなものは大体「嘘」です。親は親でおかしいし、当事者は当事者でおかしい。自分のミスを棚に上げて、嘘ばかりついているから長期化するので。

因みに、手遅れ系引きこもりの親の会って、大体こんな感じの人達ばかり残ってます。結構なお年のお父様で、引きこもり業界の有名な人が、

「これまでは、引きこもりは親が悪いと言われてきた。しかし、実際は社会の姿勢が云々……」

なんてドヤ顔で話をしていたことがありましたが、失礼ですが、もうアホかと思いましたね。

そのお父様自身、息子と音信不通の上、下手すると刺される可能性すらあるので、連絡先が分からないようにしていた、なんて実態が、ろくに話もしたことのないボランティア関係者からさえ、ダラダラと漏れ聞こえる訳です。そんなことは脇に置いて、「社会ガー」なんですから、もう何が何やら……。まともな人達なら、「何言ってんだこの爺さん……」とか思いながら聞いていたんじゃないでしょうか。

大体、何で問題を解決出来なかった、寧ろ問題を拗らせたような人が、社会に責任転嫁してドヤ顔になるんでしょうかね? 成功した人がドヤ顔するなら分かるんですけど、成功した人達程、自分の問題を静かに分析し、静かに社会に出ていくのですけどね。

多分ですけど、皆、

「結局、あんたらの躾が失敗しただけでしょ? 何でそのしわ寄せを社会に押しつけるのよ?」

とか思ってるんだと思いますよ。「家族の中で失敗したなら、家族の範囲で押さえてよ。外に出して迷惑かけないでよ」ってのが、普通の人達の普通の本音です。

無論、相談は良いと思いますし、第三者の協力は必要だと思います。そこは否定しません。しかし、長期高齢引きこもりの場合、自立なんて二の次三の次で、「最終的には生活保護」みたいな考えの人達がゴロゴロしている世界ですからね。生活保護狙いなので、「私は〇〇障害」「僕は××症候群」のように、障害判定貰うことに必死だったりするんで。そりゃ必死でしょうな、親が死んだときの寄生先を確保しないといけないのですから。まさに、引きこもり生活死活問題。

この点ばかりは、引きこもりの「税金窃盗」を防ぐ意味でも、行政側での水際戦略に期待したいところです。生活保護は、一生懸命生活を立て直そうと努力している、本当に必要としている人達に回してあげるのがスジですし。

これからは、長期高齢引きこもりの暴発事故は増えるでしょうが、彼等のすべきことは、「社会様に迷惑をかけない」の一点に尽きます。より具体的には、

1:社会の中で普通に生活している人達に危害(物理的・精神的)を加えるな。
2:社会の中で普通に生活している人達の金(税金・社会保障制度等)を盗むな。

の二点でしょうか。後は、好きなだけ自由にしたら良いのではないでしょうか、親御様のお金で。

親は親で、PL法(Product liability)即ち、「製造物責任法」に則る形で、我が子の製造に対する責任を負えば良いと思います。社会に出た子供にまで親が責任を取る道理は無いと思いますよ。だって、その場合は社会全体にも原因ありますもの。親だけが悪いのではない。

しかし、社会に出てないなら、問題はほぼほぼ家庭内だけですから、親の責任は重大です。と言うか、親と本人以外の何処に問題があるのか疑問な位です。

私もこの業界それなりに長いですが、仮に引きこもっても、きちんとしている家庭はきちんと解決しています。アレコレ言い訳する人達もいますけど、結局は引きこもりも「家庭の品質」問題なだけです。

「低品質な家庭では、引きこもりも長期化する」

単にそれだけのことなんですよ。

嘘偽りなく、当たり前の事実を、ありのままに出力してくれるメディアが増えてくれれば、引きこもりの問題も良い方向に向かうでしょう。今みたいに、死ぬまで引きこもりたいがために、どんどん「嘘」を作り、挙げ句の果てには、そのお相伴に預かろうとする変な支援関係者まで出てくるようになると、一般の人達だけが損をするモラルハザードにしかなりません。

普通の人々が、長期高齢引きこもりとその親達の実際の姿をきちんと目視し、家庭運営における反面教師として生かす。これこそ、長期高齢引きこもりとその家族に出来る、最高にして最後の社会貢献ではないでしょうか。

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